背景イラストを楽にする3dの必須機能

目次

1 3dの強みを取り入れる

2背景で覚えるべき3d機能10選

3最後に

 

 

1 3dの強みを取り入れる

イラストを描くのに時間がかかるのはイラストレーター共通の悩みです。

習熟度にもよりますが、明らかに2d向きと3d向きの技能というものは存在します。

双方のいいとこどりしてスピードとクオリティーUPをしていきましょう。

 

動画では私が長く愛用してるスケッチアップを使ってますが

初めての方は無料のブレンダーもお勧めです。

 

2背景で覚えるべき3d機能10選

別記事の作業者必見から引用すると まず抑えておく機能は見えてくると思います。

・①モデリング(アイテム)

・②配置・コピペ(セット)

・③素材呼び出し

・④アイレベル(目高)の設定

・⑤視点・構図設定(1、2点透視)

・⑥光源設定(影の描画)

・⑦質感貼り付け

.⑧レンダリング

・⑨写真照合、イラスト照合

・⑩個別アイテムのエクスポート

 

これらの機能があれば3dのソフトは何でもよいと思います。 逆にないと不便なこともあるかもしれません。

①モデリング

図形を描いて押し引きで物を作ります。

背景としては「アタリ」の代わりになるといいので

参考までに、10分で和室  10分で教室 など作りこまなくても十分活用可能です。

3dの利点は構図を変えたりアイテムの再利用がしやすいのでモデルを作ることは価値があります。

②配置・コピペ

アイテムが作れればそれを適切な位置に移動・回転で配置したり

時に整列したりすることで背景のセットが作れます。等間隔コピペ配置など便利です

 

③素材呼び出し

すでに作ったアイテム、背景セットを呼び出せるようにしておくことで

モデリングの手間をなくすことも可能で便利です。

④アイレベル・視野角設定

背景セットができたら、構図を作成する必要があります。

構図に関して最重要なのが仕様にあわせた「アイレベル(目の高さ)の指定」

そして「視野角設定」により広角・望遠の程度が決まるので

立ち絵背景だと40~80の間で適切な数値を探ります。

⑤1,2点透視の視点設定

立ち絵背景や多くのゲーム背景では1,2点透視の画面が必要になりますが、

スケッチアップはボタン一つで作れるので便利です。

⑥光源設定(影の描画)

光源により時間帯の表現になります。 

作画する場合地味に手間ですがいろんな高さの光源、影をシミュレーションできるのでやはり便利です。

⑦質感貼り付け

マテリアルを流し込むと適用されるのですが、 きちんと面のパースに沿ってくれます。

大きさ、位置も自由に変えられるし、特に円柱などは2dだと大変なので重宝します。

UVのないスケッチアップは楽で便利です。

⑧レンダリング

スケッチアップはポディウムを使うと安価で良質なレンダリングが簡単にできます。

2d塗りとなじむよう加筆することで塗りの手間が減るので便利です。

⑨写真照合・イラスト照合

パース写真を下敷きに3dを作成したり、イラストから3dを作成したり、

自然な形で3dアイテムを追加して時短できて便利です。

⑩個別アイテムのエクスポート

レイヤにアイテムを格納して表示切替してエクスポートすると 透明ありのアイテムpngができます。

それをすべて読み込んで画面に重ねれば「アイテムごとにレイヤ分けされたpsd」ができて便利です。

 

3最後に

3dの使いこなしには一定のハードルがありますが、

3dをうまく使うことで大きなイラストの時短になります。

正確な作図に近づく一方 人の感覚から不自然に見える部分を調整することも必要になることがあります。

形にしても色にしてもうまく調整してイラスト制作に役立ててみてください。

 

弊社でも2dのメリットと3dのメリットを組み合わせて短時間高品質のイラスト制作を目指しております。