正確な形とは客観的であるということでものの見え方・透視図法を無視することはできません。
細かくなるほど正確な形を取るのは手間がかかるようになります。カメラで物を見るときもレンズによって画角がかわってきますし、画角の違いで物の形も変わってきます。(アイレベルの項の下のほう参照)
製図知識や手描きでそれなりに説得力のあるものはできますし自身もそれで描いてきていましたが、同じものの繰り返しなどやいろんな視点の提案などは3dモデルを使ったほうが正確で早い場合も多くスケッチアップを使うようになりました。
3dだと形が狂っていると思う場合があるのも分かりますが、その場合は多くは設定に問題があるため狂って見えてしまっている可能性が高く。適切な設定であればおかしく見えることはあまりないです。
↑立方体・円柱を並べた1点透視の作画ですが、
立方体は右や左に寄るほど側面が広くなっていきます。
円柱はデジタルだととくに中央一本描いたらコピペで済ませてしまうこともあるかもしれませんが
右や左に寄るほど側面が広くなることで太さも太くなるのが正確です。
円を表現するのに楕円を描かなければならないのが円柱の面倒なところですが、その楕円も上下に潰れるだけでなく左右に寄るほど左右に引っ張られたような楕円になるのが正確です。
左右の楕円の変化や立方体側面の変化がきついときは広角なことが多いので抑えたい場合は望遠にすると手前奥の差もなくなり、側面の変化も抑えられます。
イラストは正確=正解ではなく 見栄えがいい・正確っぽく見える=正解でそこには各自の好みもあるので難しいところですが、「正確さのみにこだわることなく要望により正確っぽく見える修正を入れる」こともあります。
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