停点を意識すれば自然な2点透視になる

2点透視で消失点の設定をする必要がありますがどの程度はなすべきなのかは任意としているため慣れていないと近すぎて広角過ぎたり 遠すぎて望遠過ぎるということが起こってしまいがちです。

 

結論から言えば

手前のものの正面+側面のパース角度が90度以上あればOKです。

説明するため今回は2点透視の建築パースでえんとつ付サイコロを描いてみます。

1 まず正面図側面図を離れた位置に高さをそろえて作成

  そして平面図(上面図)を上に作成します。 

  2点透視の場合上記のように角度をつけて画面に刺さるように配置します。

 (1点透視なら画面に平行、もしくは乗っかる形) 

  正面、側面の地面設置する部分をつないだところが基底線となります

 

2 次に平面図から側線を伸ばし基底線より下に停点を取ります。

  停点とは観測者(画面を見る人)の位置で足元に当たります。  停点から平面図に対して平行に線を伸ばします。

  上記より停点は画面内には入らない部分であり90度と決まっています。

  

 

3 停点よりの平行に伸ばした線とELのぶつかるところが消失点です。

  ELの位置は任意ですがとりあえず箱の中断より少し上に設定してます。

  平面図から停点に伸ばした線と画面にぶつかる点が投影される線で箱の輪郭部分になります。

 

4 おまけですが、煙突部分も同様に作図します。 

  平面図が近いため作図と重なってみにくくなってしまったので薄い黒べたを加えました。

 

 

手前のものの正面+側面のパース角度が90度以上という最初話した結論に至ります。

観測者が建物に密着して90度、 

90度以下だと観測者は建物の中、自身の背中の後ろまでものがみえてることになるので・・・

 

 

イラストを描く上で感覚を磨きそれにより短時間で制作するのは重要だったりしますが、ポイントの一つとして停点90を覚えておくとよいかもしれません。