みかんをモチーフにリアルとデフォルメを見比べて特徴の違いを出していきましょう。
デフォルメ ⇔ リアル
・ベタ数色 ・ベタありグラデあり
・単純な形 ・複雑細かい形
・平面的 ・立体感が強い
・かわいい、絵的 ・かっこいい、写実的
リアルとデフォルメは別物という考え方があります。 特徴や作家の個性を特に強調したものは別物になりうるのですが、私の描く絵リアルとデフォルメは同一線上のものと考えてます。
デフォルメは基礎として必要十分な要素を詰め込みつつリアル要素を省略しているので
デフォルメイラスト+リアル要素=リアルイラスト
リアルイラストーリアル要素=デフォルメイラストが成り立つのです。
まずリアルイラストにポスタリ(階調化)をかけてみます。 下の例は4階調
上のほうがデフォルメに近く、模写のハードルが下がったように思えます。
※ただし低い階調だとわかりやすい反面色が鮮やかになりすぎてしまうのでそこは注意しつつ途中経過の参考にしましょう。
ポスタリによりべた塗りに置き換えられて物の特徴が強調され,かつ真似やすくなったことで
デフォルメの参考にもリアルの参考にもなりえます。
まずデフォルメ→低階調→高階調、リアル という風に福沢さんのとき同様
全体的に進めるわけですが、
色数が増え細部表現、空間表現、おまけに影を加えたら、これでリアルなイラストになります。